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仕事学のすすめ 姜尚中 人生哲学的仕事論 第4回「未来を担う人材教育」

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ざっくりめも。

1)教育でタブーを作らない

  • 子供の頃から話していいことと、いけないことの峻別がある事を学ぶ
    • 日本は宗教と政治がタブーになっている。(下ねたは大丈夫だが)
    • 自分が疑問に持っている事は話し手もいいし意見の違いがあれば戦わせていいことを受け取って幾分かがないと本当の意味でリーダーは育たない。

2)複数の見方を教える

  • 見方が複数あることを示し、気づかせる必要がある
    • 若い人たちはあるひとつの遠近法しか持たない場合が多い。自分の鮮明な遠近法があって前景に現れているものしか価値がない、遠方に霞んでいるものは意味がないと思っている。
    • 読書や人生経験を重ねると、遠景にあるものがものすごく大切なのかもしれない、そういう目利きを、遠近を変えてあげられるようなことが。そいれで、あっと気づくときがある。単なる知識の量的なことでは出てこない。
    • 論文のテーマでアスペクト(様相)というか切り口からやろうとしているときに、それを自分が相対化できていない人が多い。自分と一体化している。(それしか見えない状態)
    • 別の切り口から見ると、このところは、こちらの方が重要なんではないかとか、そういうようなことを自分のコレまでのレパートリーから出して文献をしめしてあたってもらう。

3)中堅のリーダーを育てる

  • 有象無象の中堅のリーダーを育てる。そして、いつでも補給される状態が必要。
    • 現在は、かつてのような塾のように、師弟関係で全人格的な関係を作る出すような関係を作りにくくなった
    • 日本はミドルが強いと言うのが強みだった
    • 中リーダーにマルチなものの見方が必要。
    • これまでは経済さえ上手くいけば社会が上手く転がっていたが。そうではなく、経済以外のファクター、政治・宗教が上手くいかないと社会が回らなくなってきている。コレを学ぶ必要がある。
    • これが出てくる出てこないによって、日本の成長や、日本の安定や豊かさが変わってくる

中堅のリーダーになるためにど学生にのような指導をしているか?

  • どのように、それにアプローチするか?(方法論)
    • 問題関心を持っている学生は多い。しかし、最大の問題はそれにどうアクセスするか?という方法論
    • それがあやふやだと、問題意識は過剰なんだけども、モノローグ(独白)に終わってしまう。ダイアログ(対話)にならない。
    • 書いていることが第三者が見ても、けっきょく説得力が持ちえない(独りよがりな)
    • これは、政治の世界も、ビジネスの世界でも、モノローグではなくダイアログになりうる仕掛けを作りにはメソッド(方法論?)が必要であり。そこを指導している

歴史を学ぶ事の重要性

  • いま、大きな流れはとちらに向いているか?をしっかりと学生にとらえかえしてもらいたい
    • 流行にかまけてテーマもそれで終わってしまう(その瞬間はいいが、その先に全然意味がなくなる)
    • 歴史の流れというものについて、流行に惑わされずに、しっかりと10年単位でこうなるんでないかという、歴史の捉え方を学生にかならずきく(これが、歴史と勝負するということ)
    • 10年刻みで見てきたが。そうしてみると、ある程度時代の流れが見えてくる。歴史の流れを知るということは、ありとあらゆる学問の根底。

半歩前に行くリーダー(清水康之氏に関して)

  • 信頼関係とぶれないまなざしがあって、利害関係が違うバラバラの人たちを束ねられる。仕事していく事が出来る(清水康之氏)
    • 一歩前ではなく、半歩前に行く
    • 半歩というのが大切で、半歩前に行く、来ないならば手を離さないで自分が半歩下がって説得する。説得するまで手を離さない。やっぱり前に進むとなった時に始めて半歩前へ
    • 俺に着いてこい、私に着いてこいがたではなく。この人に手助けをしたいと思えるようになってしまう。
    • 問題を解決するために必要ならばどんな人にも会おうとした。比較的、われわれは先入観を持って人に近づく。必ず。だから、この人に会わない方がいいんじゃないかと。そいうことが、一切なかった。どうしても、この問題を解決するためにはこの人が必要だから会う。自分と意見がかなり違っていても、この問題についてはこの人の後見が必要だと思えば会う。
    • 優れたリーダーは自分と意見が違っているように見えても。やっぱり、たとえ、自分と根本的に意見が違っていても、その人の能力をどうしても使わなければいけなければその人を使う
    • リーダーというのは人がそこで集って助けにならないとその能力を発揮できない。そのためには理念とビジョンがはっきりしている。理念がぶれない。それを、しっかりとぶれないで説得力を持って話せると人を動かせる。

求められるリーダー像・未来を担う人材教育

  • 不果実生に耐えられることが必要
    • 私たちの社会は、これからもっと混沌とした状況にならざるおえない。マニュアル化できない。非常事態があり、例外状況があり計画通りに達成されることができない社会。
    • 胆力とイレギュラーな事態混沌をを生きていく、理念とモチベーションがしっかりしていないと翻弄されてしまう。
    • かなりイレギュラーな事態、不確実性に耐えられる。そういう、構え方、あるいは不確定要因にもマニュアル倒れではないセンスが必要。
    • (誰でもリーダになれるのか?)原則的にはなれる。あるいみでは、かなり徹底的して悩む。そうしないと、リセットできない、自覚と行ってもいい。
    • そこで、リーダーになるときに、リーダーになることをさけることははなにかリスクをとりたくないから。でも、リーダーになるということはリスクをとることになる。決断しなければならない。
    • 大きな決断をしなきゃいけない時は、三度考えて同じ答えが出たならば後ろを向かない。
    • 二度考えて同じ答えが出た、三度考えたらどうやら違う答えがでそうだということはやめた方がいい
    • 三度考えて同じ結論が出たら、リスクを背負ってもいいのではないか?

トランスレート

  • いまの時代に必要なものは、マルチなものの見方と、ぶれない理念が重要。
  • ものの見方を、マルチなものにするためには、ものの見方の方法論を学ぶべき
  • どちらの方向に行くべきか?理念を作りためには、歴史の流れを読むことが必要。歴史の流れをよんで10年先まで見通すこと。
  • リーダーは半歩前をあゆむ。二歩も三歩も先で俺に着いてこいはなくて、半歩前をあゆむ。もし人々がついてこなければ、半歩下がってゆっくり説得すして、しかし手は握って離さず、みんなが納得したら、もう一度半歩前をあゆむ。
  • しなやかでしたたかな中堅リーダーがたくさん日本には必要。