10000時間の努力を続けたか

物事を理解してモノにするにはひとつのことについて10000時間（1万時間）の継続的な努力が必要という話。

10000時間というと毎日3時間、365日やったとしても10年かかる。
5年で達成しようとすると6時間継続しないといけない。

人生80年とすると約70万時間。そのうち、睡眠時間を7時間とすると約20万時間マイナスで50万時間となる。すごい時間があると考えられるかもしれないがもう少し深く考えると。

10歳ぐらいから物心がつくとすると約8.7万時間（約2.5万時間は睡眠時間）マイナス。
65歳でドロップアウトすると考えると約13万時間（約3.8万時間は睡眠時間）マイナス。
10歳から65歳の睡眠時間が7時間とすると約14万時間マイナス。
計算すると10歳から65歳から意識して使える時間は約34万時間となる。

さらに22才から65才まで仕事をするだろう。そうすると就業時間8時間として週休2日（年260日）としても。約10万時間使用することになる。
あと、学生の時間とかも考えるとさらに減ってたぶん自由に使える時間は”約20万時間”ぐらいとなる。

そう考えると自由に使える時間の20分の1も時間を投資しないと能力にモノにならない言うことになると。

さらに、継続的な努力を続けるためには、その仕事は意味のあるものでなければいけないという。意味のある仕事は次のように定義されている。

・自分の意志でハンドルできる自律的(autonomy)があること。
・創造性や工夫が必要な複雑(complex)さがあること。
・努力と報酬の間に直接的な関連性(a connection between effort and reward)があること。
Outliers: The Story of Success (4) : wrong, rogue and logより

しかも、10000時間を費やすことができる環境を持つことができるかどうか幸運の導きが必要らしい。

でまぁ、自分の経験則からいってもかなり当たっていると思う。
プログラミング自身は中学生ぐらいから勉強始めたと思うんだけどそのころから学生の間はぜんぜん理解できなかった。

その後、仕事をはじめて３社目の途中で急にいろいろ理解できるようになった。それまでは、いくら本を読んでも、ソース読んでも、手を動かしてもよく理解できないことが多かったんだけど、かなり唐突に視界が開けるというか、プログラ無が見えるようになった。(とはいえ、すべてが理解できるわけではないのでまだまだ時間を投資せにゃならんとは思うのですが。)

たぶんこの時に10000時間以上時間本気で時間を投資したことにより開けたんじゃないかと思う（だいたい計算するとあってる。まあ、少し超えてると思うけど）

結論
　これだ！と、思ったら10000時間を投資する覚悟して進めることが大切。
　しかも、なるべくなら途中で挫折せずに。（まあ、面白くない、合っていない思ったら　すぐに変える勇気も必要だと思うけど。）広めのテーマを選べば深く掘っていくと面白いものがたくさん出てくると思うよ。

参考
Outliers: The Story of Success : wrong, rogue and log
Outliers: The Story of Success (2) : wrong, rogue and log
Outliers: The Story of Success (3) : wrong, rogue and log
Outliers: The Story of Success (4) : wrong, rogue and log